【自作】自作デカールのススメ 【印刷データ作成編】

今日は自作デカールの『印刷用データ』の作り方の説明をしていきますよ~。
『Inkscape』は印刷が苦手なので、少し手間をかけて印刷向きの形式に変換していきます。
※個人での使用に限定しても法的にはギリギリジャーマングレーなので、販売や譲渡等は余裕でアウトです。
あくまでも個人の趣味の範囲でお願いします。
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では、説明していきますよ~。
1.貼り付け・用紙サイズの確認

ノギスやものさし等でデカールを貼り付ける大まかなサイズを図ります。
今回は『A-ONE 自分で作るデカールシール 白地(はがき)』を使用するので、製作予定の分と失敗した場合の予備も一緒に印刷してロスを減らします。
2.下準備

Inkscapeを起動し、[ファイル]-[ドキュメントのプロパティ]で用紙サイズを指定します。
『USLetter』は全然サイズが違うので手入力が吉。
使用する用紙がハガキサイズなので『100mm*148mm』で設定。
あと重要なのが右上の『オブジェクトの拡縮時にストロークの幅も同じ比率で拡縮』を選択する事。
これにチェック入れないと…
↓

こうなります。
周りの線の太さは変わらず、全体が縮小されてしまうのが原因ですね。
3.サイズ確認用データの作成

下準備が済んだので、対象のデータをコピペして&サイズ変更して整理していきます。
余白はもったいないのですが、ある程度の間隔を開けないと作業がし難くなるので注意。
とりあえずノギスで計測したサイズ±2mm程度を印刷してみて様子を見ます。
4.PDF形式で保存
今回の記事のキモはここから。
大事なのはデータの保存形式です。
4-1.元データを作る
[ファイル]-[保存]だと.svg形式で保存されます。
編集作業を行うにはこの形式のファイルが一つは必要なので、元データとしてまずこれでファイル作成。
このままInkscapeを使って印刷すると盛大にパスがズレるので、印刷用データを作成します。
4-2.印刷用のデータに変換する

[ファイル]-[名前を付けて保存]で保存形式を選択します。
上の画像の様に、名前を付ける画面に飛ぶので適当な名前を付け、[ファイルの種類]で『PDF』を選択し保存。
これで描画がズレない印刷用のデータができました。
5.試し刷り

はやる気持ちを抑えて試し刷りを行います。
適当な用紙(ミスった年賀状とかでも可)に印刷用データを白黒印刷し、サイズやバランスを見ましょう。
ついでにデザインナイフ等で切り抜けるかも試してみるのもいいですね。
現物に乗せてみて、サイズの微調整が必要であれば正式なデータを作る時に調整します。
うん…デカ過ぎですね(´・ω・`)
6.印刷用データ(正)を作成

サイズの微調整や印刷するデータの取捨選択をした正式なデータを作ります。
この時注意しないといけないのが、用紙によって印刷の方法が違う事。
今回使用する『A-ONE 自分で作るデカールシール 白地(はがき)』は表裏反対のデータで印刷します。
後、貼り付けや切り抜きに失敗した時、『もう一枚印刷しなくていいように』少し余裕を持って予備も印刷しましょう。
1枚150円位しますからね…(´・ω・)
今日はここまで。
印刷して貼り付けは後日行いますね~。
記事書く際に用紙を使っちゃってストックが切れちゃいました…(ll゚д゚)


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