【初心者向け】 ラッカー塗装の希釈具合について 【エアブラシ用】

今日はラッカー塗装の希釈具合について紹介していきますよ~(。´・ω・。)ノ
「塗料は三倍に薄めろ!」とか書かれてる事が多いのですが、「で、実際何ml入れればいいの?」とお悩みの方もいらっしゃるみたいなので"しょぼんぬなりの希釈法"をまとめていきますね。
※あくまでしょぼんぬの個人的なセッティングですので、これが正解ですとかそういうアレではありません。
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○使用ツール
塗料を希釈する時に使っている道具は
・『Mr.スプーン&スティック』
・『Mr.スポイト(長)』
・市販の1cc、1/2ccの計量スプーン
・各種ラッカー溶剤
です。まぁ小刻みな計量スプーンと目盛のついたスポイトがあれば何でもいいんですけどね?
『Mr.スプーン&スティック』には0.8、0.3、0.1の計量スプーンと撹拌用ヘラが、『Mr.スポイト(長)』には0.25、0.5、0.75、1.0の目盛りが入っているので、微調整が効きやすいですよ。
○希釈法
目安としては塗料1:溶剤2.5
そのものズバリで1mlの塗料に対し、2.5mlの溶剤を加え、トータル3.5mlのエアブラシ塗装用の溶液を作るイメージですね。
これを話すたびに「なんで.5つけるんだよ…面倒くさいじゃん」的な返事を貰うんですが、特定の道具を使う事で型にはめて作業を行えるようになるのでむしろ初心者向けの希釈法なんですよね。
某希釈セットは0.3スプーンと1mlスポイトのセットになってるんですが、"スポイトの目盛りに0.3mlとか0.6mlって無いじゃん…"的なむず痒い場面に遭遇する事もしばしば…。
なので下記のとおり『Mr.スプーン&スティック』と『Mr.スポイト(長)』を使ってテンプレ化しています。
塗 料 : 溶 剤 (うすめ液)
0.1スプーン : スポイト0.25目盛
0.3スプーン : スポイト0.75目盛
0.8スプーン : スポイト1.0目盛×2
市販の計量スプーンを使用した場合でも
0.5スプーン : スポイト1.0目盛+0.25目盛
1.0スプーン : スポイト1.0目盛×2+0.5目盛
…という感じになり、スプーンとスポイトを使う事で、"テンプレ化"出来てるように感じませんか?
これは混色した時も同じで、「0.8を1匙・0.3を2匙入れたから、2.0目盛1回と0.75目盛2回か~」的な感じで作業を行っています♪
これで毎回安定した感覚で塗装できるので、失敗が格段に減りました。
2倍だと詰まる…3倍だと流れる…というのが個人的な感触だったので、最近は2.5倍に落ち着きましたね
○エアブラシ塗装時のセッティング
使用コンプレッサーは『Mr.リニアコンプレッサー L5』、ハンドピースは『ウェーブ スーパーエアブラシ アドバンス』、『ウェーブ スーパーエアブラシ02』等を使用。
上記の割合で薄めた塗料を実際にエアブラシで吹いていくときのセッティングは、
0.3mmのブラシを使うなら圧力を0.03~0.05に。
0.2mmのブラシを使って細い線や微妙なグラデを施したいなら塗料1:溶剤3くらいに薄めて0.02~0.05に。
0.5mmのブラシを使って金属色や広域な面をムラなく塗装したいなら0.05~0.07に
設定しています。
どれも塗装前に余ったランナー等に試し吹きをして
"ミストの状態は適切か?"
"対象までの適切な距離はどれ位か?"
"発色は思った通り出ているか?"
"この感じで塗料は最後までもつのか?"
等々を確認してから本格的にパーツに吹いていくようにしています。
ほぼ最終工程に近い所で失敗したら精神衛生上芳しくないので、吹き始めは特に慎重に確認作業を行いましょうね♪
ミストがブツブツしてたら濃すぎなので溶剤足したり、発色が悪かったら下地の色変えたり、0.5mmとか使ったら予想以上に塗料食ったりするので継ぎ足したり…と状況に応じた対処法も経験を積んでいけばわかるようになってくるので、まずは上記のセッティングで吹いてみるのが一番です!
…というわけでしょぼんぬなりのラッカー塗料の希釈法を紹介していきました♪
模型仲間の話を聞くと「教えようにも適当にやってるからわからん(上級者)」とか「ミストが安定しない理由が分からない(中級者)」とか「そもそも何をすればいいか分からない(初心者)」…という声が多く、元々ブログに書く目的でガチガチに固めたセッティングの塗装法を行っていたしょぼんぬのが一番わかりやすいんじゃない?という流れになったのでまとめてみた次第です。
拙い記事ではありますが、誰かの参考になれば幸いですね~(*´ω`*)
混色のやり方とかもまとめて記事にしてみようかな?

