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HGUC ゼー・ズール 小改造製作レビュー : その6 ナイフの複製と袖の塗り分け

AMS-129M_000.jpg
HGUC ゼーズール』製作記です。
今日はエナメル部分塗装とナイフの複製をしていきますよ~(。・ω・。)ノ

無くしたなら複製すればいいじゃない!どうも、しょぼんぬです。

シリコン型の複製は古い技法だと言われる事もあるんですが、しょぼんぬ的には一番信頼できる複製方法なんですよね。
『おゆまる+光硬化パテ』での複製も上手くいけば綺麗にはできるんですけど、型のズレと光硬化パテの高価さでバンバン複製するのに躊躇しちゃうんですよね…

まぁ、しょぼんぬのおゆまる式の練度が低いだけなんですけど…。
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・シリコン型複製(両面取り)
AMS_129M_034.jpgAMS_129M_034b.jpg
今回はナイフ*1とナイフの鍔と柄*2を複製しないといけないのでシリコン型で行きます。
型取りブロック』で枠組んで『wave シリコーンゴム』を流し込んで型を製作。


AMS_129M_034c.jpg
レジンは『wave レジンキャストEX 2kg』を使用。
レジンキャストは初期投資こそかかりますがグラム当たりの単価はかなり安いので、大量に複製したりする予定があるならオススメのマテリアルです。
※しょぼんぬが使ってるレジンは10年物ですが、きちんと硬化してくれているので一度買えばしばらく使えますよ。

一度流して気泡や不具合を確認して再調整。刃先に気泡があるので、この辺にも切り欠き作って逃げ道作ればもっと綺麗に複製できそうですね~。
この試作品はグリップと鍔は綺麗なので収納状態用に使いましょうかね。


・袖の塗り分け
AMS_129M_035.jpg
袖付きMSの鬼門である"エングレービング"を塗り分けていきます。
ラッカー塗料とエナメル塗料の溶剤強度の違いを利用した塗り分け法で、割と古典的ながらマスキングよりお手軽に塗り分けできるのでオススメな手法ですよ♪

流れとしては
1.サフ吹いて"エングレービングとして残したい色"をラッカーで吹く
2."袖の下地にしたい色"をエナメルで吹く
3.エナメルが半乾き位の状態でエナメル溶剤を使って"エングレービングに乗っている色"だけを拭い取る
(4.できれば最終的にクリアコーティング)

という感じ!

ギラズールの袖とかは白ラッカー→黒エナメル、シナンジュのは金ラッカー→黒エナメルといった感じです。
凹凸が逆ならラッカーとエナメルの色が反転するって感じで、凸部をラッカー、凹部をエナメルで塗装して凸部に乗ったエナメルを拭き取るイメージで。

こちらに各種塗料の特性をまとめているのでご参考までに(`・ω・´)ノ


AMS_129M_035b.jpg
こちらは拭き取り終了後。

エナメル吹き付けと拭き取りにはガイアノーツ 速乾性エナメル系溶剤を使用します。
よく「エナメル塗装したらパーツが割れた!」という事例が報告されていますが、あれは"テンションかかった状態のパーツに長時間エナメル溶剤を付着した状態にする"事で発生するので、速乾性の溶剤を使用しつつパーツをバラして吹き付ける事でリスクを最小限に抑えます。
※ラッカー塗料でコーティングされているのでそこまでビビる必要はないんですけどね。

エアブラシ吹き付け時の塗料の希釈率は…ぶっちゃけ適当です(´・ω・`)
ごく少量しか使用しないので塗料自体の量が少ない(タミヤの調色スティック1匙分)ので溶剤もスポイトで3-4滴入れて様子を見ながら微調整する程度なので…。
※タミヤのエナメル溶剤と比べるとガイアのエナメル溶剤はプラを侵しにくく、かつ速乾性を使用するのでラッカー塗料吹き付け時と同じくらいのシャバシャバ感になるくらいに調整しています。


拭き取りにはガイアノーツ G-06r フィニッシュマスターRや綿棒を使用。
外側の大まかな部分は綿棒をコロコロ転がしながら表面を撫でていく感じで拭き取り、中央付近のエングレービング上はフィニッシュマスターで軽く拭う感じで慎重に黒エナメルを取り除きます。

この時気を付けないといけないのは
"自分の指が塗装面に触れる事"
"ほつれた綿棒が不必要な部分に触れる事"
"フィニッシュマスターを押し付け過ぎる事"
ですね。

綿棒はしばらく使っていたらほつれて潰れて想定外の部分まで拭き取ってしまいますし、フィニッシュマスターも追従性が高すぎて強く押し付けると窪みの底まで到達して根こそぎ拭い去ってしまうので…。


個人的なネックとしては"エナメルの混色が苦手なので、色味の調整がし辛い"という事でしょうか…。
使用量が少なすぎてレシピ化できずリトライ時のハードルが高いのも理由の一つですね。

エナメルに元々あるような色でしか塗れないので、どうしても単調になりがちなんですよね…。


…というわけでナイフも無事に複製できたし、行方不明だった手首も見つかったので仕上げに入っていきますよ~♪
エナメル部分塗装が袖しかできなかったので、それ以外の部分を仕上げつつ、金属色を塗っていかなくちゃ!

それが済んだら久々にデカールペタペタ貼っていこうかな?
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tag : ガンプラHGUC機動戦士ガンダムUCゼー・ズール製作小改造UCトリントン部分塗装複製

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Author:しょぼんぬ
長崎県在住の量産機大好きなR39モデラー
模型サークル【チームちゃんぽん】のメンバー

職業:とある車校のジム(凸)

ガンプラレビューを中心としたブログです。
HGをメインに戦車やら何やら気になるキットを組んでいきます。
※12-6月の間は活動が鈍ります(´・ω・`)

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